2017年8月12日土曜日

横浜に行ってポケモンGOパークとかに行ってきた話

桜木町駅から出たところにあるピカチュウ。

 話題のポケモンGOパークに初日ぐらいから数日行ってついでに横浜も観光してきた。横浜をまともに歩くのは初めてぐらいかと思う。言葉通りものすごく混雑しており、ポケモンGOのブームが下火になっているとかいう言説が全くの嘘としか思えないほど。

ポケストップ(実物)。毎朝運び込まれる。この場所はもの凄く混むので早朝撮影。

 はっきり言ってライト層にとっては素晴らしいとしか言いようがないイベントであった。ラッキーがポッポのように湧くのである。2体湧きとかはしょっちゅうであり、俺についてはハピナスを作った後3日ぐらいで残りのアメが300個を超えたぐらい。

こんな感じでラッキーが湧きまくる。
 俺が滞在した初日から数日ぐらいは、カップヌードルミュージアムがある側がジョウトパーク(第2世代)、赤レンガ倉庫がある側がカントーパーク(第1世代)であったが、しばらくするとみなとみらい広域にエリアが拡大され、(バリヤードを除き)どこでもレア度の高いポケモンが出るようになった。特にジョウトパークではヨーギラスとメリープが、カントーパークではラッキー、ワンリキー、ヒトカゲぐらいが狙い目であった。メリープとワンリキーについては、まともに狙えばアメは300個ぐらいは普通に超えるぐらい湧く。

出荷。
 しかし、イシツブテなどの伝説レイド後にエースになったポケモンはほぼ登場せず、カントー側のミニリュウももともとの水ソースから出ているだけのようである。ただし、カイリューやゴローニャのレイドが実装されているので、現物を捕獲する機会がある。イノムーやヘルガーなどの通常レイドでまだ実装されていないものもレイド化されていた。

カントーパーク側の設営。ここも異様に混むので昼に行ってもこのような形で撮影不可。

 このイベントから新しさを感じる点は、写真のように通常時にはほとんど何もないただの公園なのだが、参加者がポケモンGOをやっているだけで、そこに何万人も集客できることだと思う。老若男女や国籍を問わず、多くの人々がずっとポケモンGOを起動し続け、この普段は何もない場所を朝から晩までうろうろし続けるのである。客の多くが持っているデバイスがあるだけで、その場所をテーマパークのようにできてしまう。

みなとみらいの夜景。右の観覧車側がパークの方角。
せっかく横浜にも来たし、観光もしていくかということで、滞在中はラーメンばっかり食べた。本場の家系ラーメンも食べたし、新横浜駅近くの桃鉄でしか見たことが無かった新横浜ラーメン博物館にも行ってラーメンを食べたりした。ライト層はこういう機会にポケストップを回してボールを集められる。コア層はこういう機会など作らず延々パークに居ると思われるので、俺はやはりライト層でしかない。

支那そば家の醤油らぁ麺チャーシュー。
 今回のようなイベントについては日本では比較的都市部にあたる横浜だけと言わず、(最近ではよく地域格差の話題が出るので)田舎も含む日本全国各地で、と思う。しかし、今や世界のポケモンGOとなっており、実質的な運営も共同開発した株式会社ポケモンというよりは、アメリカのナイアンティック側という感じもするので、昨今よく聞く日本国内の地域格差の話についてまで迅速に細かく対応するのは難しいのかもしれない。普通の日本人がアメリカやイギリスの田舎の状況を地名すら把握していないように、普通のアメリカ人も日本の田舎の状況は地名すら把握していないと思われる。
 ということで、ナイアンティックが儲けた金を使ってゆっくりとアップデートをするのを待つしかない。わざマシンの導入でますます日本でしか流行っていないらしいガチャ要素も薄れたし、逆に現在の第2世代から最新の第7世代まで、本家に類した通信機能などについてゆっくりとしたアップデートが続き、ソーシャルゲームにしてはポケモンGOは息の長いヒット作になって結果的に良かった、という日が来るかもしれない。個人的には旅行をしたり外に出る良い言い訳になるので歓迎する展開だが。

2017年8月8日火曜日

FFXIV 紅蓮のリベレーター 感想

 もう結構前に終わったのだが、前回の蒼天のイシュガルドに続き、FFXIVの拡張ディスクである紅蓮のリベレーターの感想を書いておくことにする。今回は別に拡張前に空白期間とかは無く、モンハンをやらなくなった代わりに鳳凰を取るとかAWをルクスまでするとか周回しまくっていた影響で、自然に拡張までにきっちり準備ができていた状態であった。
 いつも通り紅蓮のリベレーターの適当な筋を書いておくと、イダだったと思っていたらリセですとか突然言い出した人を筆頭に、帝国に占領されたアラミゴを奪還すべく、ゲリラ活動を行っていた奴らと合流するも敵側のビジュアル系バンドのボーカルみたいな首魁に負けイベントで敗北した後、今後戦っていくためには同じゲリラ仲間が必要と思った主人公たちが海を渡ってアジアンテイスト溢れるクガネやらドマやらを旅し、やがて帝国に反旗を翻す戦いに身を投じていく・・・という話である。アリゼーが勇者過ぎる。元クリスタルブレイブ総帥様と違って泳げるし。途中で影が薄くなるのが惜しい。
 今回の話については個人的には蒼天のイシュガルドよりは好きではないが、それ以上に全体的なゲームとしての質が各段に向上していると感じる。上述したアジアンテイスト溢れるフィールドはどれも造りこみが素晴らしく、特にクガネについては他の国のゲーム会社ならまず造れないような造形で、質が高い。祖堅さんが作成したメインテーマの曲調を生かしたアレンジ曲の作りこみは、FF13やサガフロ2で浜渦さんが用いていた手法にも通底するものがあり、神龍戦で同じ曲調が登場した時は素直に感銘を受けた。例えばクロノトリガーの「世界変革の時」でメインテーマの曲調が登場することとも通じ、「スクウェア」産のゲーム音楽という感じがする。
 新登場の侍も良い。やはり「るろうに剣心」を愛する者としては侍の魅力に抗い難く、蒼天ではずっと忍者だったが紅蓮では侍になった。しかし「忍空」や「バジリスク」はそんなに好きではなかったが、やはり根っからの陰キャラであることを踏まえて忍者も捨てがたいということで、侍でAF3を取った後、まだメインストーリーも終わっていない状態で忍者でもAF3を取ったりした。今後は忍者兼侍をやっていく所存だが、ZWやAWに代わるものが出てきた際に負荷も2倍になるという運命を背負っている状態であり、やがてクソライト層として心が折れる日がやってくるに違いない。

2017年8月7日月曜日

海遊館とかにまた行ってきた話

ジンベエザメ

 この前彼女と一緒にまた海遊館に行ってきた。大阪に来ると海遊館に行くことが結構な頻度になりつつある。
 海遊館は動物園及び水族館好きの俺からしても、他の水族館と比較してかなり成功している方に見える。俺が小学生の頃からあるこの施設では、お食事タイムの可視化、夜の水族館、他の水族館が1なら2~3ぐらいの企画展の実施、お触りコーナーの充実など、数多くの取り組みを継続的に実施し続けている。日本全体で言っても相当良い水族館なのではないか。
 集客について言えば、隣の天保山は、ポケモンGOがライト層に飽きられ、レイドゲーと化してしまった結果、現在では昨年の半分以下の人々しかうろついていない状態であった。しかし、海遊館については夏休み期間中ということもあり、入るのに行列ができるほど盛況していた。
 海遊館についてはジンベエザメは明確な売りなのだが、俺は個人的にかなり下の方に居るウミガメとかが好きである。亀についてはリクガメも好きである。つまり亀が好きだと言って良い。

国立国際美術館外観

 海遊館に行った後、大阪の国立国際美術館で開かれているブリューゲル「バベルの塔」展に行った。件のバベルの塔も良いのだが、実際観に行ってみると、おそらく多くの人々が、ヒエロニムス・ボスという、ルネサンス期の現在のオランダに当たる地域で活躍した画家と、その弟子たちの描いた化け物が印象に残ると思う。
 俺についてはもう冒頭のどうでも良い人物画とか全て文字通りどうでも良く、最初から最後まで化け物だらけの方が良かったと思うぐらいである。もっともいつも通り現代的な感覚だと別に言うほどでもなく、ゴヤのサトゥルヌスみたいな表現が溢れている現況だと無駄にハードルを上げていくと少しがっかりするかもしれない。黒さはあるが、(現代的な感覚からすると)「病的」とまでは言い難い。むしろ愛嬌があったりするのがボスの絵であった。サトゥルヌスの絵が描かれたTシャツを着ていたらゾッとされるかもしれないが、ボスの絵が描かれているTシャツなら少し気持ち悪がられるだけで済むぐらいである。