2017年6月10日土曜日

京都国際マンガミュージアムに行ってきた話

「火の鳥」オブジェ。(俺の)角度が悪い。

 この前彼女と一緒に京都国際マンガミュージアムという場所に行ってきた。そして、山岸凉子展「光–てらす–」–メタモルフォーゼの世界–という特別展を観た。山岸凉子は昔は「りぼん」で、今は「モーニング」などで作品を書いている現役の漫画家である。
 山岸凉子については俺は一切作品を読んだことが無く、全て彼女からの伝聞に基づいているが、もうベテランと表現するしかないほどベテランだということは分かった。一応2000年代に連載された「舞姫 テレプシコーラ」という、俺としてはネフェルピトーの技名としか現時点では認識していない作品で第11回手塚治虫文化賞漫画大賞を受賞している。同賞は最近だと2000年代では「バガボンド」で井上雄彦が、2010年代では「3月のライオン」で羽海野チカなどが受賞しており、一見して素晴らしい漫画家ということが分かる。
 もっとも現状では俺は「モブサイコ100」とかが好きになっているので全然読む予定は無い。「モブサイコ100」はあの絵で2016年の小学館漫画賞を受賞しているので、やっぱり物語が大切なんだなあと、某JRPGの現状なども踏まえながら再認識するばかりである。
 京都国際マンガミュージアムは、昔小学校だったところを改築しているだけあり、あるくと木造の床がギィギィするのだが、素晴らしいのは小学生なら100円で館内のマンガが読み放題という点だと思う。漫画の総冊数は5万冊を超える。訪れた時に元小学校の校庭スペースで結構な人数の人々が寝そべって漫画を読んでいたが、館内にカフェスペースも存在するため、居ようと思えば1日中居られる場所だと思う。