2016年3月26日土曜日

DARK SOULS III 感想

 1と2について感想を一切書いていないが、ダークソウル3を先ほどクリアしてぶっ倒れるようにちょっと眠って今起きて感想を書きたくなったので感想を書く。
 ダークソウルシリーズは現時点で3が最高傑作だと思う。2が本当に世間で批判されているまま面白くなくて、DLCすら雪原とか途中まで良かったものを台無しにする部分があり、やっぱり日本人がいくらシームレスマップのリアルな魔界村みたいなことをやりたいって言ってもダメなのかなと思っていたのだが、今作はこれまでの良かった所を全て入れ込み、ダークソウルの良い部分は極力残したまま、改善できる部分をきっちり改善した素晴らしい作品になった。もうシリーズは作られないかもしれないが、今後も続く場合はドラクエ3と同じ立ち位置ができる作品だと思う。
 一応いつも通りあらすじを書いておくと、プレイヤーは「火の無い灰」という、篝火の化身というかもう過去作のようなただの不死人じゃなくて概念みたいなものになっていて、5つの玉座のある祭祀場に、5人の薪の王が帰ってこないので、「帰ってこないのであれば殺して遺灰を持ち帰れば良い」というかにもソウルシリーズっぽい考えの下、5人の「薪の王」を殺してくる話である。多分やったことが無い人は「薪の王」とかいう概念でもう意味不明だと思うが、話の筋としてはこれで必要十分なのである。簡単に言うと帰ってこない王様達を全員殺してくる話である。
 俺にはダークソウルを1からやっていてやり続けていることがあり、①1週目の装備は上級騎士、②ステ振りは上質(筋・技等半のタイプ)、③必ずクレイモアを使う、というものである。1では森まで走っていけば取れたし、2では売られるようになる上級騎士装備が今作ではかなり進まないと手に入らないので非常に困ったが、予定通り結局いつもと同じやり方で最後までやれた。2でいつもと別のことをやってみようとしたのだが、結局気づいたらクレイモアを振り回していたので、もう流れに任せてこうなっている。
 今作では廃墟と化したアノール・ロンドも印象に残ったのだが、やはりシリーズを愛する者としては、火を継がない方のエンディングに初めて正しさを見出せた。デモンズソウルや過去作のような火防女の頭を踏んでいったりする闇の王エンドではなく、今作では火防女と一緒にゆっくり消灯エンドであった。いくら綺麗にやっても世界から火が消えるわけで、一切希望は無いのだが、そこに希望を見出すような火防女の話と、最後の彼女の可愛い台詞を聞くと、まあ別に全部終わってもいいか、と思える。