2012年12月27日木曜日

2012年のモンハンの総括でもするわ

 また悪い癖でしばらくしているとモンハンなんてこの世界に存在していないんじゃないかっていう程このブログで無視してしまうので今年の「俺のモンハン」の総括でもしようと思う。

1.各シリーズのプレイ具合

MHP2G

完全に卒業

MHP3とMHP3HD

プレイ時間が2500時間を超えて毎回アドパで一通り武器を使用して頭の中で「これが狩猟笛だ・・・!」とか言って終わる。剥ぎ取り無視、素材は玉以外無視。ユクモ村近辺で死ぬ可能性が(ほぼ)無くなったので俺のMHP3ではネコタクが廃業。もうある種の「行」みたいなレベルになる。全部CAPCOMのせいだと思う。

MH3G

アメリカから帰ってきてちゃんと誰かとすれ違い通信ができることに感動。「なんかクソみてぇなギルカが勝手にどんどん溜まっていくわこれ・・・!」ということだけ感じた後結局ほぼ卒業。

MH3GHD

てめぇは何回使いまわせば気が済むんだよ?驚異の4連続使い回し(MH3→MHP3→MHP3HD→MH3G→MH3GHD)。2009年から2013年までMH3でした。


2.来年のモンハンについて

 とりあえず上記の「MH3」の経緯から言えることは2013年から2017年ぐらいまでMH4をCAPCOMという会社は延々作り続けるのではないかということである。したがって、来年発売されるモンハンを買ったら次のモンハンは2017年まで待つか、あるいは来年買わずに2017年に出る「完全版」を買った方が良いかもしれない。
 また、登場する武器も水増し作戦を展開するようで、スラッシュアックスに加えてチャージアックスという斧が登場し、日本中の老若男女が斧を振り回すことになるらしい。「『狩猟鞭』とか『狩猟ナックル』とかダサいしモンハンの世界には要らねぇんだよ。ルイーダの酒場ではまずガチムチ戦士を3人仲間にしろ。勇者・戦士・戦士・戦士で行け!お前がホイミタンクだ!!」ということらしい。

2012年12月12日水曜日

JORGE JORSTER 感想

 2~3ヵ月前ぐらいに舞城王太郎(VS.JOJO)のJORGE JORSTERを彼女から借りて読んだ。いつも通り適当なあらすじを書くと、父のジョナサン・ジョースター亡き後カナリア諸島で母エリザや将来的に波紋の達人になるリサリサらと暮らしていたいじめられっこのジョージ・ジョースターが、スタンド能力にまつわる事件やら、多次元世界のおなじみ西暁町(キャッスルロック≒杜王町≒西暁町。物語話者の実験場)に住まうもう1人の名探偵ジョージ・ジョースターやらと関わっていくうち、最終的に裏で暗躍していた「悪の救世主」たるDIOに大勝利!する話である。
 舞城王太郎の話にしては珍しく「大勝利!」する話である。ほとんど完全なるハッピーエンドで、なるほど、「ジョジョの話なんだから、『真実に向かおうとする意志』が重要であり、『結果』それ自体には価値などないのだ、というわけなんですね、舞城先生!」とか穿った見方をしてしまう。
 さて、AMAZONレビューで叩かれている本作であるが、帯に書いてあった「舞城王太郎vsJOJO」といった文脈においては忠実な内容だったと思う。「VS」なので、舞城世界代表は「探偵神」九十九十九と西暁町のもう1人のジョージ・ジョースター、荒木世界代表は「究極生命体」カーズとジョースター家の正統なる血統ジョージ・ジョースターで、物語の大枠で2つの平行世界に言及されている通り、舞城がこれまで作ってきた世界と、ジョジョの作者がこれまで作り上げてきた世界を戦わせている、と思う。
 もちろん舞城王太郎の世界は≒西暁町に尽きる上、別に登場人物は家系図的な発展を遂げていないため、ジョジョの作者がこれまで作り上げてきた世界に比べれば薄い。九十九十九を代表者として登場させているが、逆に言えば「探偵神」として他の作品にもちらちら登場するキャラクターとして、せいぜい九十九十九ぐらい(頑張っても大爆笑カレーぐらい)しか出せないのである。奈津川家サーガが真面目に続いていれば違ったかもしれないが。そして杜王町という「力場」に対しては西暁町という変態の住み・・・「力場」しか出せないのだ。
 物語の内容面に触れると、やはりというべきか、内容を意味は無いが複雑な事件と名探偵=物語話者の推理=物語で埋め尽くしている。しかも、今回はJOJOの世界なので、「スタンド」という概念で舞城王太郎が(倫理性は無視しているくせに)一応尊重している物理法則の限界を超えた事件と推理に仕立て上げている。「このスタンドの『設定』ならこうなるよね?」ということを面白半分に物語化している、と思う。
 そのため、上述したような「舞城王太郎の世界」を知る人にとっては「またこんな話だよこいつ・・・」という感想になるし、「JOJOの世界」しか知らない人にとっては「ふざけんな死ね」という感想になるし、どっちの世界も知らない人にとっては「なんか小難しい話ばっかりで寝る前に読むとすぐ眠れる」という感想になるかと思う。

2012年12月7日金曜日

俺は国連YPP試験の野郎をぶちのめすことに決めた

 この前国連YPP試験(Political Affairs)を受けた。

 俺の負け。

 今年から導入されたマークシート方式のInternational Affairsの試験は範囲が広過ぎるため、コンスタントに点を稼ぐためにはもっと国連の組織関係を理解する必要がある・・・という問題点が浮かび上がった・・・のだが、実はこの展開は事前に予測していたので正直どうでもいいサマリーとマークシートの結果はそれ程俺の関心事項ではない。「ああやっぱりな」ということが確認できただけである。
 問題はSpecialized Paperという、3つの長文エッセイと7つの短文エッセイ処理の方で、こっちができなかったことが苛立たしい。「できなかった」というのは、「意味不明だった」というわけではなく、時間が足りなかった、という方が正しい。問題は全部それほど難しいわけではなく、3つの長文は(1)国連は民主主義を促進すべきか、(2)紛争予防の意義と課題、(3)正義と平和の関係について論じよ、と言った内容で、それぞれ実際に辿った勝ち筋を言うと、

(1)については① RussetのDemocratic Peace論の紹介、②人権と民主主義の関連(国連憲章前文と第1条の内容)を踏まえた重要性、③民主主義を安易に導入することの弊害(e.g. 紛争後ボスニアで起こった民族主義の助長)、④ParisのIBLからの類推(e.g. MacedoniaとSouth AfricaにおけるConsociational Democracyの実践への言及→制度構築による課題の克服が可能)、⑤結論、

(2)については、①紛争予防の5つの類型、平和構築、予防的人道支援、予防外交、予防的展開、予防的武装解除について言及、②紛争予防の課題(ここで時間節約のために予防外交特化でアナン前国連事務総長のスーダンにおける予防外交上の役割と課題に言及)、③結論、

(3)については①典型的な「正義と平和」の目的の違いを強調する(やや時代遅れな)立場の紹介(次のパラグラフでシエラレオネのロメ和平合意(1999)への批判について言及する典型パターン)、②①で紹介した立場の問題点I(移行期の正義を正しく理解できない)、③問題点II(長期的な平和構築の眼目を正しく理解できない)、④結論(法の支配の確立と人権保護といった点で相補性があることを強調)

 という論証がそれぞれ見えたのだが、時間管理のため他のWMD取締やPKOの課題などの7つの短文エッセイを先に行ったので、上述したように実は最も3問の中で簡単だった(2)を犠牲にしなければならなかった。
 この結果は苛立たしい。何が苛立たしいかと言うと、知識の問題ではなく、俺の英語能力が問題だ、というより根本的な能力不足という課題を俺に突き付けたからである。もっと具体的に言えば、俺の英語には正確性とスピードが足りない。確実に理論を形にするための力と速さが無い。全ての問題を解いた反面、まだ伸び代がある論証しかできていない。これが実に苛立たしいんだよ
 俺がYPP試験を完膚なきまでに叩き潰すためには、自分の英語にスター・プラチナのような「スピードと正確性」を持たせる必要がある。息をするように英語を使う必要がある。今の俺にはその力が欠けているため、俺はYPP試験に負けたと思う。
 まだ2013年1月になっていないが、もう2013年の俺の目標の1つは決まった。それは「俺の英語にスピードと正確性を持たせて、国連YPP試験の野郎をぶちのめすことができるようになる。」である。