2012年2月26日日曜日

MH3G 感想 (終)

天地狩猟ノ覇紋を獲得した。俺の予想が外れ、G級のアルバトリオンとジエン・モーラン原種は存在せず、最後のクエストはHR100で登場するブラキディオスとドボルベルク亜種のコンビ+ジンオウガ亜種とラギアクルス亜種のコンビの大連続狩猟だった。
 いやいや、G級のアルバトリオンとジエン・モーランは存在させろよ。素材が普通に要求されているモンスターが通常データ内に存在しないというのは、完全に未完成品としか言えない。通常のイベントクエストの様に特別な素材が存在するというのなら分かるのだが、アルバトリオンとジエン・モーラン原種のものはどう見ても通常のG級素材である。
 これらの概観を含め最後の感想が完全に苦言になってしまうのだが、MH3GはGの名に値しない作りこみが甘いゲームだったと言わざるを得ない。以下が「モンスターハンター」という確立された1つのゲームの形の問題を除く、純粋に1つのゲームとして作りこみが甘い点である。

1.自然に考えて存在するはずのモンスターが「作り忘れられて」いること。
2.完全に作るのを失敗した攻撃エフェクト(特に弓が悲惨)。
3.件のピアスバグ
4.普通にプレイしているだけでしょっちゅう発生するラグ。
5.完全にプレイヤーの姿が消えてしまう壁際のカメラワーク。

 これらは「モンスターハンター」のゲーム性に関係ない問題点である。開発チームは分かれているのかもしれないが、投入できるエネルギーの総量は限られてしまうと思うので、やはりMHP3から1年で多くの人が期待するG =「完全版」を出すのは早かったのではないかと思う。不況なので早く売らないとどうしようもないのは分かるのだが。

 さらに(あまり挙げたくないのだが)以下が俺が個人的に特段挙げるべきと思うMH3Gの「モンスターハンター」としての問題点である。

1.最新作なのに不合理に不便になっているシステム(臨時ポーチの廃止、マイセット装備登録数の減少等)
2.同じモンスター3頭連続クエストの多さ。
3.最新作なのに更に増加した全モンスターの不合理な後退行動。
4.HR制度。
5.爆破属性。

*「特段挙げるべき」なので、過去に感想で述べた特定モンスターの行動パターンや、オンラインによる見知らぬ人々との共同プレイが存在しないこと等は省いた。

 HR制度や3頭連続クエストの多さについては(多分「否」が7割ぐらいいくんじゃないかと思うものの)賛否両論だろうなと思うが、特に3の後退行動に関しては本当に不快。HR100まで頑張ってやった人なら大体俺の言いたいことは分かると思うのだが、もう1度言いたい。本当に不快。特にエリアとエリアの境目付近や、プレイヤーが行くと切り替わってしまうラインより向こうに引き籠った場合、こちらは何もできない。攻撃しに行くとエリアが切り替わってしまうので完全に徒労になる。そのエリアで延々充電を繰り返しファンネルを飛ばし続ける某亜種モンスターなどがこの代表である。この点に関しては何も楽しくない。この引き籠りを楽しみたい人はガンナー専門でやることを勧める。
 HR制度について言及しておくと、HRが上がると「解禁」されるような武器はHR100の時点で最初の微妙なハンマー(どう見ても詐欺目的)しかない。そしてHR70からHR100までの変化はほとんど無い。ただモンスターを狩るだけである。なので俺はライトユーザーには今作ではHR70のラギアクルス稀少種を倒した段階で売ることを勧める。天地狩猟ノ覇紋を無理して取る必要はない。ゲームは無理してやるものではない。
 爆破属性については「ブラキディオスを倒して爆破武器を作ればいい」ということだけである。この件で最後の感想が埋まるかと思っていたのだが、HR100まで延々モンスターを爆破し続けるともうどうでもよくなってきた。
 俺はMH3Gが俺のような人間が期待した「次のモンスターハンター」だったと言えるような人が何人いるのか知らないが、俺に関してはMH3Gはそうではなかったと思う。俺はMH3Gを楽しめる人は下記のカテゴリーに該当する人だと思う。

1.今までモンスターハンターシリーズを全くプレイしたことが無い人。
2.モンスターハンターをプレイしたことはあるが、MH3、MHP3などの「モンスターハンター3系」には触れていない人
3.付近にMH3Gを一緒にプレイしてくれる人が居る人。
4.現在無職か長期休暇中(10日以上が好ましい)で十分時間的・精神的余裕を持ってゲームをすることができる人
5.3DSは持っているがソフトはまだ何も買っていない人
6.1~5の全てに該当しないものの、モンスターハンターに対する愛がある(と自分では思っている)人。

 これらのカテゴリーに該当しない場合、俺はMH3Gは無理してやらない方が良いと思う。なぜなら上記した通りモンハンとしての問題ではなく、ゲームとしての問題も多いソフトだからだ。とりあえず素データ上に存在する全てのクエストを達成できるHR100までこのゲームに付きあう場合、おそらく俺が上記した問題には全て出会うと思う。それらの問題があっても楽しめるというのは、MH3Gに関しては俺は自信を持って「買った人全員というわけには絶対にいかないだろうな」と思う。

 というわけで苦言がMH3Gの最後の感想になった。もう発表されているMH4がどうなるのかは知らないが、「モンスターハンター」というゲーム性に問題はあっても良いと(本当は良くないのだが)俺は思うのだが、最低でも「1つのゲームとしての問題」であるバグやラグ等には丁寧に対処してもらっていたらと心から願う。PVを観ると今度はハンターの動きを多彩にするというコンセプトが前面に出ているようなので、「モンスターハンター3系」とはおそらく感触が大きく異なるものになっていると思う。(ある意味俺の予想通りだったものをプレイした俺が悪いのだが)MH3Gに関しては俺はかなりうんざりさせられたので、もうマイセット装備作成や勲章制覇等をしないかもしれないが、MH4という「次のモンスターハンター」に期待して待つことにしようと思う。

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