2010年6月3日木曜日

一筋の光

 せっかくもらったNorthwesternの合格を蹴った(蹴らされた)後、MGOやモンハンで腐った後、いつものつけ麺を食べて復活した・・・。
 と同時に、新しい戦略が浮かんできた。それは、何もLLMをアメリカに限る必要が無いんじゃないかということ。自分のキャリアを考えるとただ単に箔を付けるために上位校を狙うのではなく、上位校の中でも最低でも国際人権法、最高ではTransitional Justiceを扱うプログラムがあることで絞りをかけているので、アメリカでは(1)NYU、(2)HLS、(3)NU(次点でUCBぐらいか)が今のところは優先順位の高い順番となる。しかし、これら3校はどれも予算が1年で500~700万円は確実に吹っ飛ぶので、今回の俺のように自己資金がゼロの場合は最難関のフルブライト(しかも補欠でも多分「死亡」と同義の)とセットという道がスタンダードになってしまう。
 しかし、つけ麺を食べて帰って来て気付いたのだが、そもそも上述した国際人権法やTranjitional Justiceはイギリスでも扱っているし、後者に至っては世界で唯一といっていいTransitional Justiceの名を冠する専門誌を発行しているのはOxford Universityである。それを思い出して調べてみると、学費の点で米英で明確な差があることが判明した。Times 紙とGuardian紙でTOP3に含まれるCambridgeとLSEの学費を調べてみると、どちらも大体200~300万円で行ける。
 更に、これらの額がフルブライト以外の伊藤国際教育交流財団や吉田育英会派遣留学生制度等でほぼ全額賄えることに気付いた。俺の場合はLSEで要求しているGPA3.3は余裕で越えているし、大学は首席で卒業して賞までもらっている。すなわち、イギリスを視野に入れたとしても、アメリカと同じく英語のテストの成績のみに対処すれば他の出願者達と互角に戦うことができるだけのバックグラウンドは備えているのではないか。つまり、フルブライトを取らないと留学できないという論理は必ずしも俺の戦略にとって合理性のある前提ではない。当然Northwesternから合格をもらっておきながら、今更TOP10に入らない大学に出願することはありえないが、世間的な評判よりも、この留学は俺が平和構築の領域で働いて出世して権力を掴んで世界平和に貢献しまくる能力を養うことが第一義的な目標である。そう考えると、例えばフルブライトが取れずに他の奨学金を得た場合、イギリスへの留学にその費用を充てる方が、300万借金してアメリカに行くよりも合理的なのではないだろうか。
 というわけで、この前書いた予定表は少し内容を変える必要がありそうである。少なくともあと3ヶ月ぐらいは英語の試験で高い点数を得るということが大きな戦略目標の1つとなりそうだ。幸いなことに今年は挑戦するだけの予算があるので、ガンガン強気に行っても良さそうである。「俺の人生は最高だ。」と言っておこう。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿